災害時、ペットたちの支援物資が手元に届くのは人のあと。最低でも7日分の備蓄は必要と言われています。東日本大震災の時は2週間前後も救援物資が届かなかった地域もあるようです。
とはいえ、あれもこれも必要な物を準備し始めると一人ではペットと避難するのは困難になります。実際にペットと一緒に緊急時の荷物を持ってシュミレーションを行ってみましょう。
何メートル移動できますか?
ガレキの中歩けますか?
ペットたちは自力で歩いてくれそうですか?
マンションの場合は階段を利用してみたり、多頭飼いの場合はキャリーバッグなどを上手に利用したり、大型犬は肉球をカバーできる靴下や靴の準備と練習もお勧めです。
そ れでは、最低限必要な緊急時に持ち出すバックの中身の確認です。
フードや療法食・水・薬・携帯用水のみボウル・トイレシーツ・ビニール袋・予備の首輪とリード(名前入り)・愛犬の写真(全身と家族と写ってる写真)・ウエットティッシュ・タオル・懐中電灯・ガムテープ。
最後にクレート(箱型ハードケース)か折り畳みクレートなど避難所でのハウス。
持ち出しバックの他に、鑑札(これさえ付いてれば必ず戻ってきます)・狂犬病や混合ワクチン証明書はペットと一緒に持ち出してください。
少し余裕があれば、スリッカーや櫛・簡易シャンプータオル・消臭剤など
日頃から災害時の持ち出し袋は出入口に準備しましょう。また、その袋にも大きくペットの名前や情報を記入しておくと便利です。
ペットシーツとビニール袋で人間も簡易トイレに使用できたり、ガムテープはペットの毛を取るお馴染みのコロコロ(粘着カーペットクリーナー)にも利用できます。
備えあれば患いなし!緊急持ち出し袋のご準備をお願いいたします。
飼い主さまの不安や心配事は、トレーニングの一環としてカウンセリングにてご相談もお受けいたしております。何かお困りの事がございましたら、pirica medical salonへご連絡ください。
(CPDT-KAドッグトレーナ 時田真緒)